修了生の研究テーマ
救急・災害看護学分野
修士論文題目 | 修了年度 |
COVID-19の面会禁止措置下で看護師がICUで実践した患者と家族の面会に関する研究 ー看護師は患者と家族のニーズに対して面会のケアをどのような考えで行っていたかー | 令和5年度 |
救命救急センターに配置転換した看護師の経験の蓄積に関する研究 | 令和5年度 |
手術後の申し送りにおける伝達手段と情報の活用に関する研究 病棟看護師が経過時間とともに活用する情報項目の変化 | 令和4年度 |
集中治療室で働く看護師の看護体験から生じる働く姿勢 | 令和元年度 |
地域・在宅看護学分野
修士論文題目 | 修了年度 |
地域一般病院の看護師による筋委縮性側索硬化症患者への外来看護実践の実態に関する研究 | 令和6年度 |
地域在住高齢者の自主グループ活動への参加と社会的サポートとの関連 | 令和6年度 |
透析を専門とする医療機関の看護師によるVA狭窄・閉塞予防を目的としたVAケアに関する患者指導の実態調査 | 令和6年度 |
療養病棟看護師が口腔ケアを行う上で抱く困難さに関する実態調査 | 令和6年度 |
定年退職後看護職(プラチナナース)と協働する中堅看護師の働きやすさと心理的安全性およびワーク・エンゲージメントとの関係 | 令和6年度 |
精神科病棟未経験の訪問看護師が統合失調症の利用者の看護に抱く困難 | 令和6年度 |
外来看護師が語る外来看護の実態とあるべき姿 ー退院後の患者への看護体験に基づいてー | 令和5年度 |
病棟に勤務する看護師長のキーコンピテンシーの獲得状況と卒後2~3年目看護師の精神的エンパワメントとの関係 | 令和5年度 |
看護学生の臨地実習における内省と自己調整学習との関連 ー2年次と3年次の変化ー | 令和4年度 |
乳幼児期・学童期の子を持つ女性訪問看護師の仕事に対するやりがいと子育てへのサポート状況との関連 | 令和4年度 |
医療施設に勤務する看護師の看護補助者の受け入れと業務内容・介入方法に関する研究 | 令和3年度 |
在宅ケアにおける訪問看護師と訪問介護職員間に生じる協働の難しさに関する研究 | 令和元年度 |
母子看護学分野
修士論文題目 | 修了年度 |
妊産婦の里帰り分娩の効果に関する研究 ~里帰り分娩への期待と実際の相違に焦点を当てて~ | 令和6年度 |
産科混合病棟における助産師と看護師の相互作用と病棟機能に関する研究 | 令和5年度 |
母親の言動からみた「気がかり」に関する研究 | 令和5年度 |
メッセージ
仕事と大学院の二刀流は、大変な時もありましたが、同期や同じ境遇の院生の方、大学の教員をはじ めとした職員の方の支えのおかげで、無事に2年で修了できました。 大学院では、臨床では学べないアカデミックな知識を得られ、今まで見えなかったものが見えるよう になりました。大学院というと、「大変」という漠然としたイメージがあると思いますが、分からない こと や見えなかった看護の一面が見えることは、楽しくワクワクします。 迷っているなら、是非挑戦することをお勧めします! |
看護管理者として経験を積み重ねていく中で、幅広い視点から課題をとらえ解決に導く力、新たな知 を得ることの必要性を感じ大学院への進学に挑戦しました。 多様な専門分野を学び課題について深く掘り下げ、経験をもとに自ら学びを作り出すことにより学問 としての看護を深めていくことができました。得られた新たな知を臨床現場に還元したいと思います。 また、キャリアや経験を持つひとりの看護職として対応して頂いた先生方や共に学び、励まされた院 生の仲間との貴重な時間はかけがえのない財産となりました。 |
大学院では、個性豊かな人間味あふれる先生方から「研究」の視点での様々な教育を受けることがで き、看護師として、研究者として、そして一人の人として楽しみながら成長する機会をいただくことが できました。 進学前は「研究」をどこか特別なことのように考えていましたが、当大学院での学びを通して「研 究」は普段私たちがやっている「よりよい看護をするための工夫」を皆で活用していけるように丁寧に 言語化していくことなのだと考えるようになりました。そして「研究」によって看護を言語化していく 中で看護をより深く知り、より面白いと感じるようになりました。また、私と同じように看護に熱い思 いを抱く大学院生の仲間たちとの出会いもあり、今後の看護師人生がより豊かになる予感がしていま す。忙しさに追われたあっという間の2年間でしたが、大学院に進学して良かったと思っています。 |
長く看護師として働いて来ましたが、改めて大学院で学び、自分の看護に対する考え等を客観的に見 つめたいと考え、大学院入学を決めました。 仕事との両立はとても大変でしたが、先生方、院生の方、家族の支えがあり、卒業を迎えることがで きました。論文を書くことはとても困難でしたが、諦めず頑張り続ければ必ず終わりを迎える事ができ る、と信じてきました。 院生の間に病気になり、2年休学しました。自分のペースで学び続ける事ができた事が卒業に繋がっ たと考えています。 大学院生は、院生室を使う事ができます。私は院生室が大好きでした。広い机でゆったり落ち着いて 課題に集中できますよ。 |
私は、社会人入学・長期履修コースで学びました。 大学院の講義では、看護学をはじめ、経済や国際文化など幅広い分野の知識を学び得ることができま す。先生方や志の高い院生たちと、看護について深く話し合えた時間は、とても貴重な経験になりまし た。「看護の役割とは何か」入学時、考えがまとまらなかったところ、「看護の役割は、人の健康を守 ること」と、修士課程の学びの中で明確になりました。 この言葉が心に残り、今の看護実践の基盤になっています。 |
私は大学4年の卒業研究で、研究過程に面白さを感じたことをきっかけに、学部卒業後、直接大学院 に進むことを決めました。 入学し、同期は臨床経験の豊富な方ばかりでしたが、この環境だったからこそ色々な分野の現場のリ アルを聞くことができ、多くのものを吸収し、視野を広げることができたと思っています。 1年の前期が終わる頃から週2回程ではありますが臨床での経験を積み始めたことで研究疑問も明確 になってきました。課題にバイトに大変なこともありましたが困ったことがあればすぐに相談できる同 期と先生がいらっしゃるので乗り越えられました。研究するに当たっての知識を学ぶと同時に、実際に 研究を進めていくと研究の難しさ・大変さを痛感しました。しかし、その分自分の研究結果をまとめき ったときの達成感も大きかったです。 今後、職場で看護研究を行うことになった時、少しでもここでも学びが活かせると良いと思っていま す。研究に少しでも興味のある方、何か疑問を感じている方、一度大学院で研究を学ぶ選択肢を考えて みてください。 |
社会人入学で、学びを深めたい方も多くいらっしゃると思います。私も、病院で勤務しながら、プラ スして家庭での役割もありましたが、挑戦してみたいと思い、大学院受験を決めました。 多重課題を抱えながらの大学院生活は、とても大変でしたが、周りの多くの方々に支えられ、無事修 了することができました。 就業しながらの場合は、研究をやり遂げたいという強い信念と、周りのサポートが必要になってくる と思います。大学院での学んだことで、知識や考えが深まったことはもちろんですが、大学院で得た人 との繋がりは、学びと同様に貴重なものとなり、今後も大切にしていきたいと思っています。 |
就業と学業と家庭と研究を並行することは想像以上に過酷でしたが、職場の上司や同僚、大学の先生 方や職場の皆様、院生の仲間、家族、全ての協力や励まし無しには乗り越えられなかったと思います。 改めて自分の周囲の環境に対して感謝できる良い機会になりました。 またコロナ感染症の始まりと同時期の研究は計画通りに進まず大変な苦労を強いられましたが、その ような中でも救急看護師の皆様の協力のおかげもあり長年救急分野に従事し感じていた疑問に対して修 士論文として研究を進め、先生方の指導により結果に結びつけることができました。是非結果を臨床に フィードバックしたいと考えています。 管理職の立場になってから大学院で学ぶという貴重な体験を通し、看護師である自信を見つめ直し修 正する機会となりました。また先生方や様々な分野の院生との出会いは、かけがえのない財産です。 他県から夜勤明けに2時間かけ高速道路をドライブしてゼミに参加したり、敦賀ホテルステイして論 文を仕上げたり、時には敦賀の様々なグルメを堪能したり、そこにも様々なご縁があり今となっては本 当に良い思い出です。 |
就業と学業の両立は思っていた以上に大変でしたが、先生方や同僚スタッフそして家族の支えが、 修士論文を仕上げる活力になりました。修士を終えたことで、自分の達成感にもなりましたが、さらに 目指すべき道が少し見えた気がします。 当初は、ただ知識を広げようと思い入学を決意しましたが、今は、看護実践における課題解決や看護 の質、円滑な業務に向けた介入が出来たらと思います。そのために、大学と臨床現場がもっと身近にな り、交流を持っていけたらいいなと感じています。 |
私は、社会人入学で学びました。 入学前は仕事をセーブしつつ就学するというイメージでしたが、本学で学ぶうちに、自身の能力を 知り、仕事と研究の見通しを立て、周囲と調整する事により、双方に力を注ぐ事ができるようになり ました。 看護師免許取得後、かなり遅れての大学院入学ではありましたが、この年齢だからこそ修了できた のだと確信しています。 |
私は、透析看護の質向上をと考えた時に、研究や論文の作成が必要になると感じ進学を決めました。 現在は、大学院看護学研究科の地域・在宅看護学分野で研究に必要な知識や今までになかった視点 から看護を考えるきっかけを先生方より頂きながら、仲間とディスカッションをすることで、新たな 発見や気付きを得ています。 学生生活は、仕事もあり大変ですが、先生方の学生に対する配慮(オンライン授業や講義日程の調整 など)や院生の仲間がいることで充実しています。 |
研究を進めるために、毎回のゼミで次回のゼミまでに調べること、考えることの目標を設定し、それ を実行しました。 修士課程の2年間で根拠を調べる習慣がついたため、臨床においても根拠に基づいた看護の実践に 役立っています。 |
私は、敦賀市立看護大学看護学部での卒業研究をきっかけに、看護研究に興味を持ち、大学院へ 進学しました。 大学院では、道筋を立てて考える論理的思考能力を養うこと、また、研究を通して看護に関わる 様々な現象を多角的に捉え真実を追求する方法を学びました。 看護師は、人々の複雑な健康問題に関わります。そのため、健康問題がなぜ起こっているのか、真 実を追求し最善の看護実践方法を導き出さなくてはなりません。 大学院で養った論理的思考能力や真実を明らかにする方法を、より質の高い看護の提供に役立てて いきたいと思っています。 |
様々な年代や経歴を持った大学院の同期とディスカッションできたのはかけがえのない経験です。 また、自身の研究において先生方の力を借りながら何度も何度も考え抜いた経験は、現場でも自分が 理解し納得するまで突き詰め、根拠をもって看護ケアをする力に繋がっています。 |
大学院の受験を検討される方は、それまでにそれぞれのきっかけや経緯、理由があり、検討を始め られたと思います。 しかし、受験される方々の共通の目標は「修了」です。 大学院の修了を目指すには時間の有効活用が重要であることは言うまでもありませんが、「最後まで やり遂げる気持ちを持ち続けること」が何より大切だと個人的には考えています。 特に就業と学業を両立させながら研究に取り組まれる場合、長期間この気持ちを維持させるためにも オン・オフを意識し、息抜きの時間を持ち、意識的に気分の切り替えを行って下さい。 そして一緒に修了を目指す仲間たちが心の支えとなりますので、是非親睦を深めて下さい。 これから新しい挑戦に臨む方々を応援しています。 |