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学長挨拶

学長挨拶 2022年4月1日

 公立大学法人敦賀市立看護大学は、2014年4月に開学し、8年が経過しました。2022年3月には5期卒業生を順調に輩出し、現役生の国家試験合格率は保健師、看護師、助産師ともに100%と、着実に教育の成果をあげています。伝統づくりの途中にある若い大学ですが、今年も比較的高い入試競争率を維持し、大学院看護学研究科修士課程と助産学専攻科の学生もあわせて66名の優秀な入学生を迎えることができました。キャンパスに若い人の声が響くのを聞くのは大学にとって幸せな瞬間です。
 本学は教育の基本理念として、豊かな教養と総合的な判断力、高度な専門的知識と実践力を有する人材育成をうたっています。新たな1年生を迎えて、学生たちは1年1年と大学の歴史をつみあげていくことと思います。また、教育だけでなく、看護の発展に貢献できる質の高い研究を行い、人々の健康と福祉の向上に貢献することを理念としています。地域・在宅ケア研究センターと救急・災害看護研究センターという2つのセンターでは、地域住民に向けて健康情報の発信、看護職対象には研究などの支援、地域防災への協力など、敦賀市を中心に地域貢献活動を行っています。学生にはボランティア精神が育っており、地域防災活動の伝統がすでに築かれています。学生たちの活動が認められ、消防庁長官賞をいただきました。
 さて、2019年12月から始まった新型コロナ感染症の拡大を防止するために、今年高校3年生となる人たちは、感染予防のためにほとんどの学校行事が縮小されてきたと思います。リモート学習やe-learningなどの普及は進みましたが、看護学教育で最も大切な「実習」をリモートで行うのは限界があります。日本中の多くの看護の教育機関が、リモートに切り替えざるを得ない時期に、本学では、敦賀市だけでなく周辺の病院に協力をいただき、感染のリスクを避けながらできるだけ現場での実践的な実習を行ってきました。
 本学は、福井県、敦賀市にある大学として、看護がもつケアリングの力を使い、教育、研究、地域貢献を柱に人々の命と健康を守るために、今後も学生や地域住民と一緒に、発展を続けます。

理事長 兼 学長
内布 敦子(うちぬの あつこ)

<略歴>
熊本県出身。虎ノ門病院で約10年の臨床経験の後、千葉大学で看護学修士、大阪大学で人間科学博士を取得。東京女子医大看護短期大学講師、ミネソタ大学リサーチスカラー、1993年から兵庫県立看護大学(現在の兵庫県立大学)に勤務し、教授、学部長、副学長を歴任。2021年4月から公立大学法人敦賀市立看護大学理事を経て、2022年4月理事長兼学長に就任。専門はがん看護学。
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