本文へ移動

つるが発 次世代看護あり方研究会

お知らせ

つるが発 次世代看護あり方研究会とは?

 「つるが発 次世代看護あり方研究会」は、大学と地域がともに育ち、人々の健康と福祉の向上に資するため、次世代看護の役割を議論し、教育研究と地域貢献活動の更なる発展に繋げる機会とすべく、内布敦子学長が発起人となり、2024年4月に立ち上げた研究会です。  
 本学看護系教員を中心メンバーとして、地元創生看護や看護ケアの本質について学びを深め、併せて地域と協働した活動を積極的に展開したいと考えています。

地元創生看護学とは?

 地元創生看護学は、人口減少と少子高齢化、人口の都市圏への一極集中の背景の下で、地域ごとの特異な課題に対して地域が主体的・自律的に取り組むことの重要性を強調し、令和2年(2020年)9月2日 日本学術会議 健康・生活科学委員会 看護学分科会提言”「地元創成」の実現に向けた看護学と社会との協働の推進”において提案された学問分野です。この分野は、地元の自律的で持続的な創成に寄与する看護学として定義されており、社会との協働により、地元の人々の健康と生活に寄与することを目的としています。地元創生看護学は、地元の人々が課題解決に向けた方策を自ら考え創っていくことを意図しており、看護系大学における教育・研究・実践活動を通じて実現されます。
 
「地元創成」の実現に向けた看護学と社会との協働の推進” では、地元創生看護学について以下の4つの主要な提言がなされています。
 
1.看護学のパラダイムシフトとしての地元創成看護学への理念の転換
 看護系大学は、看護学教育課程に地元創成看護学を取り入れ、地元に相応しい教育プログラムを構築し、地元創成を牽引できる看護職を育成する。
 
2.「地元」住民との連携強化
 看護系大学は、地元創成を推進する人材教育を共同で行うために、住民との関係性を構築し、連携活動を推進する。
 
3.広域・政策担当者との連携強化
 地元創成看護学を支援する制度設計の基盤づくりを行い、看護系大学と連携する。
 
4.感染症の拡大や自然災害下における地元創成看護学の開発・実践の着手
 看護系大学は、平常時から非常時を想定した地元の関係機関との連携体制を整備し、非常時には教職員・学生の活動を起動し、地元関係団体と連帯・協働する。

 地元創生看護学は、地元の健康課題の解決だけでなく、看護職の育成、地域づくりへの貢献、そして看護学の発展にも寄与することが期待されています。
TOPへ戻る